Zoho Flow Training(1日目)参加レポート
目次
今回は2月26日?(木)に実施されたZoho Flow Trainingに参加したときのレポートを書いていこうと思います。Zoho Flowだけでなく、Zoho CRMのことも絡めて書いていくので、Zoho CRMについて興味がある方にも参考になるかと思います。
CRMとは顧客関係を管理するシステムである

CRMは、Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネージメント)の略語で、「顧客関係管理」や「顧客管理」などと訳されます。このように、CRMとは顧客関係を管理し、効率化するシステムです。
CRMの主な機能
基本的に↑の機能が備わっており、この他にもCMSによって様々な機能がついています。
例えば、顧客管理機能を例にとってみると、顧客管理機能があることによって、今まではExcelなどの表計算シートで管理していた顧客の情報がシステム内で一元管理をすることができるようになります。さらに、Excelでは難しかった年をまたいでのソート機能などが備わっており、企業の顧客管理を効率化することができます。
代表的なCRM3選
ここでは代表的なCMSを3つほど紹介します。
Salesforce
株式会社セールスフォース・ドットコムが開発・販売を行うSalesforce Sales Cloudという名前のCMSです。高いシェア率を誇り、業界最大手のCRMとなっております。
SFAの機能も充実しており、使いこなせると大きく効率をアップできます。
しかし、高価なため、多機能という特徴を使いこなすことができる人材や教育が必要になるというデメリットもあります。
Zendesk Support
こちらは、株式会社Zendeskが開発・販売を行うZendesk Supportという名前のCRMです。世界14万5000社以上、国内2500社以上が活用するクラウド型カスタマーサービスプラットフォームという実績を持っています。
また、NewsPicksやサイバーエージェント、東宝など大手企業が導入しているということでも注目を浴びています。
Zoho CRM
今回、勉強会に参加したCRMでもある株式会社Zohoが開発・販売を行うZoho CRMという名前のCRMです。特徴としましては、月々のコストが低いという圧倒的な動に入ハードルの低さです。
また、今回の勉強会のテーマでもあるZoho Flowという機能により、ノーコードまたはローコードによるCRM内のアプリケーション開発が可能です。Zoho Flowにより、高度な拡張性を実現しています。
Zoho CRMでは顧客を見込み客と連絡先という2つのタブに分けて管理しており、シンプルで直感的な顧客管理を実現しています。
Zoho Flow 勉強会
今回はZoho Flowをテーマとした勉強会に参加しました。そこで学んだことについてアウトプットしていきます。Zoho FlowとはZoho CRM内外にかかわらず、アプリ同士をつなぐことで、ビジネスワークフローを自動化できる機能です。
インテグレーションや統合はなぜ必要なのか
Zoho Flowはアプリ同士をつなぐ機能だとお伝えしましたが、なぜアプリ同士をつなぐことが必要になるのでしょうか?
一言でいうと、IT技術の発展により企業が多くのアプリケーションを導入するようになったからです。
近年、Saasが急成長しています。この拡大の結果、約1500万件のクラウドアプリケーションが存在するようになりました。
そのような時代背景の結果、実際に企業のCFOが使っていると思っているアプリケーションは30~40件であるのにもかかわらず、1企業が実際に使用しているアプリケーションは平均で928件にも及んでいます。
そして、平均20件のアプリケーションに20000$/month使用しています。
このことからも、業務効率化のために導入したアプリが多くなり、とても複雑になってきていることが伺えます。Zoho Flowはそんな複雑性を解消することができます。
アプリケーション統合によるメリット
アプリケーション統合によるメリットは以下の2つのメリットがあります。
有名企業であるForresterやRedHatも次の時代においてマストであるという発言を残しています。
Zoho Flowが解決する課題
従来からアプリケーション統合ができる機能は存在しました。しかし、使いにくいものも多くありました。Zoho Flowはそんな従来のアプリケーション統合機能についての課題を解決しています。
Zoho Flowの特徴
Zoho Flowには以下の特徴があります。
開発の流れ
Zoho Flowの画面ではカード1つが1アプリとして表示されます。
アプリ作成の最初の手順は、左側の+ボタンか、右上のcreateボタンをクリックすることです。クリックすることで新しいアプリを作成することができます。
次にappを押すと、対応しているアプリが一覧で出てくるためトリガー(起動要因)にしたいアプリを選びます。
トリガー(起動要因)にしたいアプリを選んだら、選んだアプリが対応する全てのトリガーが表示されます。その時、realtimeやboringというタグがついていたりします。realtimeタグはwebhookがついたもので更新するごとにリアルタイムに更新されるものです。
次に、zohoとzohoflowでの接続の方法を決めます。接続方法に任意の名前を入力します。
勉強会では、開発の流れは実際にハンズオンで説明されていたのですが、僕は権限がなく、実際にハンズオンを行うことができなかったため、詳細についてはまた更新します…
Zoho Flowの論理要素を紹介
Zoho FlowにはLogical Elementと呼ばれる、条件をつけたり、ロジックによって動作を変えることができる機能を持った要素が存在します。
例えば、決定要素というものがあります。これは値の検索を行うことができます。左辺と右辺をさまざまな論理演算子で繋ぐことができ、値の状態によって様々な条件分岐を行うことができます。
他にも、delay要素によってワークフローを遅らせることができます。遅延の定義も1日遅れや1時間遅れなどで相対的に定義することもできますし、その日の何時という形式で絶対的に定義することもできます。
最後にカスタムファンクションを紹介します。この機能により論理要素を自分で作成することができます。カスタムファンクションにより、ロジックを知っていれば、どんな開発もできるようになります。
まとめ
Zoho Flow Trainningに参加した際のレポートを作成しました。ハンズオンに参加できなかったため、実際に自分でアプリを作るという経験をしていません。そのため、理論だけ学んだだけで実践が追いついていないという状況です。また、アプリ作成の実践をする機会があればブログに残したいと考えています。